院長の考え2

治療スタイルが大きく変わった
この3年間

治療スタイルが大きく変わったこの3年間

本当に3年ぐらい前までは、削って詰めてばっかりやっていて、小さい虫歯でもある程度小さくて欠けていても治療してきたんです。私自身も、虫歯の治療がすごい得意で30年以上そればかりを続けてきて、しっかり綺麗に治して生え代わりまで詰め物も取れない治療で、うちの医院は有名だったんです。
でも今は虫歯を治療していないんです。痛みがあるからといって、虫歯の穴を埋めるってことじゃないんです。もちろん痛みがあれば、その痛みを抑える薬を塗布することもありますが、ここ最近は、自分が治療した詰め物の形を整えることが多くて、いろんな検証をしています。

詰めた直後は平気なんですけど、数年するとその箇所がトラブルを起こすことがあるっていうことに気がついたんです。1ヶ所治療したら、その歯と噛み合っている上の歯がボロボロになっていたんです。前だったら何の疑問も感じずに治療していたのに、下の歯を詰めると、数年経つと上の歯がやられてしまうんです。
今では歯がボロボロかもしれないけど、ちょっと薬だけ塗って経過を見て痛みがあればちょっと対処する。痛みがなければ通院してまた経過を見る、こういうスタイルがほとんどになりました。詰めものも取れることに意味があるっていうことにも気がついてからは、子供には噛み合わせが変わる時期があること、ずっと変わり続けていて、ある日大きく変わる時期があること、その時期に痛みが出やすかったり、虫歯ができやすかったりと、やたらと治療をするとその後も苦労するっていうのも最近になって分かってきたことなんです。

将来の歯の環境を考えて、
乳歯の免疫力を高めていく

将来の歯の環境を考えて、乳歯の免疫力を高めていく

虫歯は菌が歯を溶かして穴を作るものなので、菌がいなければ虫歯の穴は開くことはありません。しかし、虫歯菌と体は共存しつつも、菌が歯を侵食するのを防ぎたいという作用が働くんです。歯の表面ってものすごく硬いんですけど、一度歯の中に菌が入ると進行自体は早まるものの、進行を止めようとする治癒力が働くんです。特に乳歯はこの力がとても強いんです。

進行止めは穴を塞ぐわけではありませんが、菌が内部に進むのを防ぐために歯の表面を硬くしようとするんです。歯自体が菌の侵入を防ごうと頑張り、免疫力が高まります。特に乳歯はこの抵抗力が強いのですが、菌が強力だと負けてしまうため、そんな時には薬を使って抵抗力を高めるようにしているんです。

今の歯の状態が良いことはとても大事なことですが、将来何が起こるかというのはお母さんたちはイメージが湧かないと思うんです。でも私たちの強みは子供の成長ばっかりを見てきたのでこの子が何年後にこんな感じになり、何年後にこんな感じになるなっていうイメージが湧くんです。
だから今がどんなにボロボロでも「5年後にはこうなってるな」とか、「10年後にはこうなるな」っていう予想は立つんです。でもその予想通りにいくかどうかっていうのは、通っていただかないとわからないのも事実です。
できるだけその予想に近づけるために定期的に来てもらって、その時にできる事・気をつける事をアドバイスしているんです。
30数年も子供だけ見ていると、3歳の落とし穴、5歳の落とし穴、7~8歳の落とし穴、10歳の落とし穴、全部あるんです。
でも0~1歳の時にそれ全部話したらお母さんは覚えてられるわけがないです。だから定期的に来てねって、言えるんです。

大勢のお子さんの口の中に寄り添ってきたので、いろんな子がいました。
治療させてくれない子もいれば、本当に大変な子もいっぱいいたし、ありとあらゆる親子に会った上でそれが今の糧になっているので、他の先生、大人も一緒に見ている先生よりも間違いないアドバイスが出来る自信があります。

子供の持つ個性・特性を
しっかりと見極め、認める

子供の持つ個性・特性をしっかりと見極め、認める

私は「異常」という言葉がとても苦手で、この言葉にすごく違和感があるんです。
私は子供の成長が順調かどうかを見ているので、違和感があってもそれは成長の中でのズレとして感じることが多いです。社会的にも一般的に、ここ最近は少しでも決まった枠組みからズレがあると、すぐにそれを「異常」という言葉に変換しがちだなって思うんです。
当院は、障害児や異常児というレッテルを貼るのも嫌で、うちの医院で障害児、異常児として子供を扱った事は一度もありません。

どこからが発達障害等という線引きはないと思っています。だから、当院ではそういった意味でのバリアフリーです。
他の子と同じように診療室で対応し、同じように返します。対応の仕方は違うかもしれませんが、「異常」という言葉は使いたくありません。成長のズレは特性や個性だと思っています。個性が幅広くなった今、異常と言うのは簡単です。
個性として認めれば、問題なく大人に育っていくと思います。

それにシンプルに、「あなた異常だよ。」なんてと言われると、お母さんも子供もショックを受けます。「異常」と言って良いことは何もないので、その言葉を使いたくないんです。
私はお母さんたちの苦労を少しでも減らしたいだけなので、ショックを与える事なんてもってのほかなんです。
それが私のこだわりです。異常と言われて嬉しい人はいませんし、それが私が大事にしているところです。

医院名
さちこども歯科
住所
〒211-0053
神奈川県川崎市中原区上小田中5−3−1 ソリッドビル2F
TEL
044-798-0970

診療時間

9:30〜12:00 × ×
14:00〜17:30 × ×

休診日 水曜日・日曜日・祝祭日